プレスリリース

ブラジル・アクレ州にて遠隔診療ネットワーク導入開始を記念したオープニングセレモニーを実施

リオ・ブランコ宮殿に集まったアクレ州州知事、アクレ州保健局局長、日本大使館代表と病院関係者、アルムスタッフ

株式会社ディー・エヌ・エー(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村信悟)の子会社である株式会社アルム(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:大谷駿明、以下 アルム)は、ブラジルの海外子会社Allm S.A.(所在地:ブラジル・サンパウロ、CEO:Bruno Melnik)において、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」の遠隔診療ネットワークプロジェクト開始を記念した2025年4月28日アクレ州主催のオープニングセレモニーへ出席しました。

このセレモニーは、アクレ州全域で循環器系疾患(脳卒中・心筋梗塞)の医療連携強化に向け、アクレ州が主導するプロジェクトの正式な開始を記念するものです。

アクレ州は22の市町村に約89万人が住んでいますが、そのうち4つは川を渡る水路または空路でのみアクセスが可能で、医療サービスの大部分が州都であるリオ・ブランコに集中しており、特に遠隔地に住む住人は早期に適切な治療を受けることが難しいという課題があります。また、2024年にブラジル人の6万人以上が心臓病で、11万5000人以上が脳卒中で命を落としています。
本プロジェクトでは、これらの疾患の予防と早期治療提供に向けて、Joinで脳卒中・心筋梗塞の医療機関連携ネットワークを構築し、州内の22の自治体(遠隔地を含む)で心臓専門医や神経科医の迅速な診断と治療、医療への平等なアクセスを実現することを目指しています。

今後、州の3つの医療地域にわたるより多くの病院に拡大される予定で、病院、救急治療室など各所で「Join」を導入し、医療連携ネットワークを構築することで24時間オンラインで専門医による迅速な診断支援が可能となり、脳梗塞や心筋梗塞による患者の障害・死亡率の低減が期待されています。​

セレモニーでは、アクレ州がJoinを含め最先端のデジタルヘルステクノロジー導入により取り組む、専門医による診断や治療の最適化に向けた取り組みも紹介されました。

アクレ州では、治療の拠点となる明印、救急治療室など全10施設が連携医療機関となり、Joinが導入されます。
アルムでは、医療ICTソリューションを提供し、医療DXを推進することで、全ての人へ公平な医療提供の実現を目指してまいります。

社名

株式会社アルム

所在地

東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティ ウエスト16階

代表取締役社長兼CEO

大谷 駿明

設立

2001年4月18日

ホームページ

https://www.allm.net/