プレスリリース

アルム、青森県の弘前救急実証実験にJoinを活用した救急車内映像ライブ配信ソリューションを提供 〜動画伝送で適切な処置ができる救急体制のDX化を目指す〜

株式会社アルム(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:坂野哲平、以下 アルム)は、アルムが開発・提供する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を活用した救急車内の映像をライブ配信できるソリューション(以下 本ソリューション)を、弘前大学医学部附属病院高度救命救急センターと弘前地区消防事務組合消防本部による「弘前救急実証実験」(実証期間2023年3月13日~9月12日)に提供したことをお知らせします。

病院前救護の現場では、救急隊員が患者の情報を素早く正確に医療機関に伝えることが、搬送先病院の選定や、病院到着後に迅速で的確な治療を行うために不可欠です。
また、患者の救命率向上のためには、医療機関と消防機関が連携し、医学的観点から救急救命士を含む救急隊員が現場で行う応急処置等について、医師が指示・助言するための情報連携システムを充実させることも重要です。

青森県は、全国第8位の広い面積を有する一方で、津軽(弘前)、八戸、青森の3つの拠点都市に医療資源が集中しています。津軽半島や下北半島から拠点都市の中核病院へ重症度の高い傷病者を搬送する際には、救急車で1時間以上要するため、救急医療提供体制の整備が課題です。また、拠点都市以外の地域では医師が不足しており、限りある医療資源を有効活用し、医療の質の格差を無くす救急医療を提供する必要があります。

そこで弘前大学医学部附属病院高度救命救急センターと弘前地区消防事務組合消防本部は、救急車1台に対して、アルムが開発・提供する本ソリューションを活用し、病院前救護における患者情報を搬送先医療機関へ動画伝送することで、適切な処置ができる情報連携システムの検証を目的とする実証研究を開始しました。

今後は、救急医療提供体制のDX化に向け、本ソリューションの有効性および安全性を検証し、展開を図ります。

(関連ソリューション)
院内映像ライブ配信ソリューション「Join LiveView」
https://www.allm.net/join-liveview/

■Joinについて
株式会社アルムが開発・提供する、医療関係者が高セキュリティ環境下でコミュニケーションをとることができるアプリです。標準搭載されたDICOMビューワーで医用画像を閲覧、チャットに共有することで、夜間休日などに院外にいる医師へのコンサルテーションツールとしての活用や、救急患者の転院時の病院間連携・情報共有などに利用されています。日本ではじめて保険収載されたプログラム医療機器です。日本、米国(FDA)、欧州(CE)、ブラジル、サウジアラビアの医療機器認証を取得しています(販売名:汎用画像診断装置用プログラム Join)。
https://www.allm.net/join/

■会社概要
株式会社アルムは「すべての医療を支える会社(All Medical)」として、「Shaping Healthcare」をコーポレートメッセージに掲げ、 ICTの力で医療の格差・ミスマッチをなくし、全ての人に公平な医療福祉を実現します。 また、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を始めとした医療ICT事業では、グローバル展開に積極的に取り組み、日本発の医療ICT企業として累計32カ国へのソリューション提供を行っています。

社名

株式会社アルム所在地東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティ ウエスト16階

代表

坂野 哲平

設立

2001年4月18日

資本金

1億円

ホームページ

https://www.allm.net/

<ソリューションに関するお問い合わせ先>
株式会社アルム コンサルティング部
Email:cd@allm.jp

<報道関係者お問い合わせ先>
株式会社アルム 社長室
広報担当:工藤
Email:press@allm.jp


報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。