東京大学医科学研究所附属ヒトゲノムセンター健康医療インテリジェンス分野の井元清哉教授との共同研究の成果として、ゲノム研究プロジェクト「MYCODE Research(マイコード・リサーチ)※」の遺伝子データを活用した研究論文「Intricate Interactions between Fine-Scale Genetic Structure, Lifestyle, and Dietary Habits in the Japanese Population」が、英国科学誌『Communications Biology』に7月12日(英国時間)に掲載されました。
個人向け遺伝子検査サービス「MYCODE」で研究同意をいただいた会員4万人以上分の遺伝子データを対象に、PCA、UMAP、DBSCANといった機械学習手法で解析した結果、同じ日本人集団内にも明確な遺伝クラスタが存在することが明らかになりました。
さらに、分類された遺伝クラスタはHDLコレステロールや肝機能、血糖コントロールなどの特定の形質に関わる遺伝子群に違いがあること、さらには、野菜や牛乳の摂取頻度、睡眠の質などの食習慣や生活習慣に違いがあることが示されました。
本研究は、日本人集団における微細な遺伝構造と生活習慣・健康指標の関連を体系的に示した成果であり、遺伝疫学研究や個別化予防、精密医療の発展に貢献することが期待されます。
詳細については、東京大学医科学研究所より発表されました以下のプレスリリースをご参照ください。
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※ 株式会社DeNAライフサイエンスの「MYCODE」は、2024年9月30日をもってサービスを終了しています。ゲノム研究プロジェクトである「MYCODE Research(マイコード・リサーチ)」の研究事業は、2024年10月1日付でグループ会社である株式会社アルムへ承継されています。