病院前救急遠隔支援
Join EMS救急現場における迅速かつ的確な治療、シームレスな救急医療体制の提供
患者の救命率向上には救急隊員が救急現場の状況や患者情報を素早く正確に搬送先に伝え、医師が応急処置等について医学的観点から指示、指導・助言し、病院到着後に迅速かつ的確な治療を行うことが重要です。地域によっては搬送先医療機関までの長時間移動が課題となっており、限りある医療資源を有効活用したシームレスな救急医療体制の提供が求められています。
概要
ドクターカー・ECMOカー・消防救急車・民間救急車などに設置したカメラやモニターシステムから映像を取得し、患者の様子や生体情報モニターなどの映像ライブ配信、12誘導心電図等の波形映像や画像を共有します。搬送先の医師が救急車等の車内映像を元に、リアルタイムに的確な指示、指導・助言をすることが可能となり、病院前救急における現場の医療体制をサポートします。
また、搬送先では事前に入手した正確な患者情報をもとに患者到着前から最適な治療の準備ができ、治療開始時間の短縮につながることで、患者の救命率向上や予後改善に貢献します。
災害時等における救急業務効率化
災害時や多数傷病者発生時に消防本部指令室から一斉に各分署への情報共有、救急隊員は他の救急車の動向を知ることができます。
実現できること
- 01
救急現場の状況を映像伝送
高セキュリティ環境でカメラや生体情報モニター等の映像をライブ配信することで、救急現場の複雑な状況を共有できます。
- 02
治療開始までの時間短縮
搬送先の医療スタッフへ正確な現場状況や患者容態の迅速な情報共有を可能にし、患者処置等受入れ態勢の効率化を支援します。
- 03
搬送先からの遠隔支援
救急現場の医師・救急救命士・救急隊員が行う応急処置等について、搬送先の病院内外にいる専門医などからの遠隔支援を実現できます。