地域医療・介護連携
地域医療・介護における人材不足、 介護現場のDX化による生産性向上
日本の人口構成は他国に類を見ないスピードで少子高齢化が進んでおり、介護現場は慢性的な人材不足の問題を抱えています。今後は、医療・介護情報の多職種連携、介護記録のDX化、IoT・介護ロボットの活用などによる介護現場の業務効率化・生産性向上が必須です。また、要介護者に対する救急時の医療体制の環境整備、災害時の迅速な避難支援の実現が求められています。
概要
医療・介護情報の多職種連携をDX化することにより、地域の見守り体制を強化し、高齢者等が安心して暮らせるサービス提供体制を構築します。また、救急医療対策や避難行動要支援者向けの災害対策においても、日常的に蓄積される医療・介護情報やACP・DNAR情報等を迅速な救命活動に役立てることが可能です。
地域医療・介護連携
Team × MySOS × IoT連携
介護・看護士が作成した記録に加え、住民がMySOSに登録した個人の健康記録、IoTデバイスから取得したバイタル情報などをTeamに集約し、多職種間でのリアルタイムな情報共有の場を提供します。
また、医療機関同士の患者紹介や退院時に行われる介護関係者との調整、退院後のフォローを円滑に行うことができます。
医療情報(EHR)システム連携
IHE-ITIを用いた医療情報システムと、双方向での情報連携が可能です。
医療情報システムがもつ薬剤情報や検査結果をTeamで参照することで、介護サービス時の服薬介助や救急搬送時の迅速な状況把握ができます。
救急医療対策
平時より地域住民の医療・介護情報を共有し、消防・後方支援病院と連携出来る環境を整備します。
高齢者救急が増加する中、救急搬送時に重症度や本人の意思に沿った適切な処置・搬送を施すことができ、高度救命センター等の地域基幹病院における重傷者や高度な専門治療を要する患者の受入体制を維持します。
災害対策
多職種連携システムとして要介護者等の最新の家族情報や住居情報、看護・介護情報を保有する仕組みを利用することにより、ケアマネージャー等による個別避難計画の作成・管理業務負荷を軽減するとともに、災害発生時には迅速な避難・救護支援を実現します。
開発中の機能を含みます。
実現できること
- 01
業務効率化・生産性向上
介護・看護業務のDX化やIoT活用により生産性を向上し、多職種間での高精度な情報共有で業務負担を軽減します。
- 02
救急医療体制の最適化
患者情報やDNAR対応の補完による救急隊と搬送先医療機関のスムーズな情報共有により、地域基幹病院における救急医療体制を最適化します。
- 03
災害時の迅速な避難支援
避難行動要支援者に対する個別避難計画の策定や、医療・介護情報の管理と共有による迅速な避難支援を実現します。