独立行政法人国際協力機構(JICA)によって2022年4月に採択された「ルワンダ国急性期疾患の救命率を向上させる遠隔診断医療ネットワークシステムの普及・実証・ビジネス化事業」の一環で、2023年9月にルワンダ共和国より遠隔医療視察チームが来日し、研修を実施しました。
今回の研修は、当社が開発・提供する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」の日本における活用事例や運用方法を視察するためのもので、ルワンダ共和国保健省のCDO(最高デジタル責任者)をはじめとする保健省行政官と、国内最大級の公立病院の一つであるキガリ大学中央病院の放射線科部長が来日しました。
旭川医科大学病院、JA北海道厚生連 遠軽厚生病院、北海道大学大学院 医学研究院脳神経外科を訪問し、Joinを活用した遠隔医療についての講義や地域連携の実情の把握、ICTを用いた病院間連携を視察しました。
ルワンダ共和国では医療資源の不足が深刻であり、患者に十分な医療サービスが提供できていないという課題があります。今後、国内の中核病院を起点とし、遠隔地からでも専門医のサポートを受けることができる地域医療連携ネットワークを構築することで、医療従事者間の連携や診断までのスピード、医療の質を向上させたビジネスモデルを実証し、アフリカ全土に拡大していくことを目指します。