
より良い医薬品を、より早く患者さんのもとへ

革新的な医薬品をいち早く患者さんに届けるためには、治験プロセスを滞りなく進めることが必要です。治験によっては対象患者がなかなか見つからず、組み入れ予定人数への到達に時間がかかる場合があり、より多くの対象患者をいち早く見つけ出す体制が求められています。
Enrollは、Joinで培われた医療関係者間のネットワークを活かし、患者さんへの治験の案内と治験実施医療機関への紹介を促進する患者リクルートメントソリューションです。適格性判定チェックリスト(Enrollアプリ)と医用画像をJoinを経由して医療関係者へ情報共有し、患者の紹介・相談をサポートします。治験フェーズだけでなく、市販後フェーズでの活用も可能です。ソリューションには、システムのインストール・利用および紹介促進のためのサポートサービスが含まれます。
Enrollの機能
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精度の高い患者紹介を実現
医療関係者間で適格性判定チェックリスト(Enrollアプリ)と医用画像などの検査結果をJoinを経由して共有でき、治験担当医師による適格性の検討を転院前に実施できるため、プロトコルに沿った精度の高い患者紹介を実現します。
- 医用画像の事前共有により、転院前に適格性の把握が可能
- チェックリストによる検査結果・選択基準・除外基準の確認漏れ防止
- Joinによるセキュアな病院間連携
- JoinにEnrollサポート用のグループチャットを設置
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適格性判定チェックリスト
治験プロトコルに規定された選択基準・除外基準に基づいた適格性判定チェックリスト(Enrollアプリ)です。
従来は冊子で持ち歩いていたプロトコルを、スマートフォン・タブレットのアプリでいつでもどこでも確認できます。複数の治験に関わる場合にもとても便利です。
Enrollの特徴
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条件に合致した患者紹介
紹介医師から、医用画像と適格性チェックリストと共にJoinのチャットで患者紹介することで、組み入れ可能性の高い紹介を実現します。
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医療機関ネットワークの活用
治験実施医療機関の周辺医療機関からの患者紹介により、地域全体での患者募集が可能です。
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プロトコルの電子化
治験責任医師や協力医師に配布するプロトコルを冊子からデジタルに変え、スマートフォンでいつでもどこでも確認ができます。
Enrollの活用
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病院内での利用
治験担当医師の担当患者だけでなく、他の医師や他診療科の担当患者の中にも、治験の適格性を有する患者さんがいることがあります。Joinであらかじめ協力・情報連携体制を構築し、院内での患者紹介や相談手順を共有しておくことで、その病院における患者さんの組み入れの可能性を最大化します。
医師間だけでなくCRA・CRCや薬剤師など、多職種間との情報連携強化にも有効です。Joinのチャット機能は、治験に適格な患者が見つかった際に迅速・円滑なコミュニケーションを促進し、スピーディーに関係各所と情報連携して組み入れにつなげます。 -
病院外での利用
同じ医療圏における病院間での患者の紹介・相談体制を構築できます。紹介元医療機関と紹介先の治験実施医療機関の間で、適格性判定チェックリスト(Enrollアプリ)と医用画像をJoinを経由して共有することにより、対象患者の紹介や患者の治験適格性についての遠隔相談などができます。
Enrollを利用することで、治験実施医療機関に地域の患者さんを効率的に集めることができ、治験デザインの選択肢が広がります。
Enrollのバリュー
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被験者不足を解消
Joinの地域医療連携ネットワークを活用し、地域内のプロトコルに合致した被験者を集めることで、臨床試験の期間短縮・コスト削減に貢献します。
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手厚いサポート
治験責任医師および紹介医師に対し、技術サポートはもちろん、臨床試験に関する情報提供や意見交換などを積極的に実施することで試験終了までの一連の活動をサポートします。
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臨床試験のデジタル化
Joinを通じ医用画像を紹介医師から提供できるため、より確実性の高い紹介が可能です。また、Joinを活用することで中央判定委員会のリモート開催も可能です。
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市販後フェーズの活用
臨床試験の利用だけでなく、市販後のPMSや疾患啓発の取り組みとしても活用できます。ご要望に応じ、柔軟にスキームを調整可能です。
関連ソリューション
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足ケアナビ
詳しくはこちらJoinとEnrollを活用した足病変重症化予防のためのサポートシステムです。Joinのチャット機能で多施設・多診療科・多職種のコミュニケーションを活性化し、Enrollで伝達情報を標準化することにより、適切な情報を基にした専門医への相談が可能となり、重症化前の専門施設への患者紹介、専門医の早期介入による足病変の重症化予防を促進します。