プレスリリース

アルム、北海道大学病院 脳神経外科に脳卒中・循環器病ICT医療連携研究部門を設置 〜医療のDXを加速する〜

株式会社アルム(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:坂野哲平、以下 アルム)は、北海道大学病院(所在地:北海道札幌市、病院長:渥美達也、以下 北大病院)と共に、北大病院脳神経外科において、新たに寄附講座「脳卒中・循環器病ICT医療連携研究部門」を設置しました。

【寄附講座設置に至った経緯】
広大な面積を有し都市部と郊外部の人口差が大きい北海道では、都市部に医療圏が集中し、医療の地域格差が大きいことが課題となっています。特に冬期には多雪・寒冷となるため、郊外部に暮らす患者の通院時や、救急患者の転送・搬送時にも時間がかかり、発症から治療開始までの1分1秒を争う急性期脳卒中循環器疾患を道全域でカバーするためには、二次医療圏※1を跨いだICT連携体制の構築が急務であることは明らかです。
アルムでは、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」や救急搬送トリアージアプリ「JoinTriage」などの医療現場における情報共有や遠隔コンサルテーションツールを医療機関へ提供し、急性期医療のスムーズな情報連携をサポートしております。
北海道においては、北大病院がJoinを導入し、道内の多くの関連脳卒中センターとの連携をしていたこともあり、寄附講座として「脳卒中・循環器病ICT医療連携研究部門」の設置に至りました。
当講座では、急性期脳卒中循環器疾患を扱う道内全域の医療機関におけるICTを活用した情報共有や遠隔医療システムの導入促進、医療情報システムの充実や利用促進をしてまいります。これにより、早期の患者トリアージや適切な急性期医療機関への迅速な搬送が期待され、医療の質の均てん化に貢献することを目指します。

左:北海道大学病院 脳神経外科 教授 藤村幹
右:株式会社アルム 代表取締役社長 坂野哲平

【主な活動内容】
1. 北海道の広域遠隔医療ネットワークの構築
2. Tele-SCU※2の実証実験
3. 遠隔手術支援の実施
4. 病院前情報連携
5. 遠隔AI 診断システムの構築

【設置期間】
令和4年6月1日〜令和6年5月30日

※1 複数の市町村で構成され、救急医療を含む一般的な入院治療が完結するように都道府県が設定した区域のこと
※2 複数医療機関の脳卒中ケアユニット(SCU)内の患者情報をICTネットワークで繋ぎ、遠隔で専門医が現場医師の診療をサポートする実験的システム

■会社概要
株式会社アルムは、「すべての医療を支える会社(All Medical)」として、「Shaping Healthcare」をコーポレートメッセージに掲げ、ICTの力で医療の格差・ミスマッチをなくし、全ての人に公平な医療福祉を実現します。また、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を始めとした医療ICT事業では、グローバル展開に積極的に取り組み、日本発の医療ICT企業として累計30カ国へのソリューション提供を行っています。

社名

株式会社アルム

所在地

東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティ ウエスト16階

代表

坂野 哲平

設立

2001年4月18日

資本金

1億円

ホームページ

https://www.allm.net/

<本リリースに関するお問い合わせ先>
株式会社アルム 社長室
広報担当:工藤
Email:press@allm.jp


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